9.Journry
冬の終わりを告げるように
花びらが舞い落ちて
僕らは過ごしたこの場所に
背を向けて旅立つのさ
退屈と叫びもがいていた
そんな日々が今では
大切な意味を持つように
この胸をただ 熱くさせる
僕らは何処へ行こうとも
心に寄り添う場所がある
ほら まだ 聞こえる
あの声達が 僕を走らせる
忘れない そう君は一人じゃないさ
どんな明日も
これから先にいくつの壁
待ち受けているだろう
転(ころ)んでも励(はげ)むその姿(すがた)を
誰かがそう きっと見てる
人は皆 頂(いただき)のない坂(さか)を
ずっと登(のぼ)り続ける
求めてやまない生き物なんだ
誰の為でもないこの道は
僕らは生きてる証(あかし)を
今確かに感じながら
ほら また 始める
新(あら)たなる 旅路の向こうへ
贈りたい さよならは門出(かどで)の言葉
沈まない夕焼けが
そっと優しく包んでくれる
僕らは何処へ行こうとも
心に寄り添う場所がある
ほら まだ 聞こえる
あの声達が 僕を走らせる
忘れない そう君は一人じゃないさ
思い出は傍にいて
見守っている未来の僕らを
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